冠婚葬祭などの急なイベントや、給与の遅延など、急にお金が必要になることは意外にあります。
一番早くお金が借りられるのはクレジットカードのキャッシング枠を使ってお金を借りる方法ですが、キャッシング枠は大体10万円から20万円が相場なので大きな金額のお金を借りることは出来ませんし金利が高いがキャッシング枠からお金を借りるデメリットです。
しかし、借りたい金額が5万円ほどで次の給料日にはすぐ返済できるというなら、クレジットカードのキャッシング枠を使ってお金を借りる方法が一番早いです。
クレジットカードを持っていない方でもクレジットカード即日発行に対応しているカード会社や店頭受け取りが出来るクレジットカードあります。
クレジットカードを申し込みした当日にクレジットカードが受け取れるので、その足でATMに行ってキャッシング枠を使ってお金を借りることが出来ます。
この記事ではクレジットカードのキャッシング枠を使ってお金を借りる方法ではなく即日で審査が終了して比較的大きな金額の融資が受けられる即日融資が可能な金融機関の紹介から申し込みの際の注意点まで総合的に紹介します。
- 即日融資は受けられる
- 即日融資に対応する金融機関はノンバンク(銀行以外)である
- 即日融資を受ける際のコツや注意点
即日でお金を借りられるのは消費者金融
即日でお金を借りるということは、次の三つを当日中に完了させることになります。
この条件を満たすのはノンバンクのみであり、銀行では対応していません。
その中でも特に即日融資に力をいれているのが消費者金融で、特にカードローンが非常に便利に利用できます。
そもそもカードローンとはなにか
まずカードローンは、融資サービスが発行するカードです。
ローンカードはキャッシュカードに近い使い方が可能で、その発行によって、キャッシュカードと同じ要領で、時間を選ばず、コンビニATMなどでも融資や返済が可能になります。
カードローンは消費者金融の他、銀行など幅広い金融機関から提供されており、個人向けの金融サービスとして人気がある商品となっています。
即日融資でお金を借りられるのは消費者金融などのノンバンク系のみ
このカードローンの中でも即日でお金を借りられるのは、主に消費者金融などのノンバンクが提供するカードローンです。
まず金融機関は、一般的に銀行系とノンバンクの二種類に分かれます。
銀行というのは、銀行法で規制されている金融機関の事をいい、名前に「〇〇銀行」とつく金融機関です。(法律で名称に対しての規制が決められています)
銀行が提供するカードローンは、消費者金融などと比べて低金利であることから人気がありますが、即日融資には現在対応していません。
銀行以外で融資サービスを提供しているノンバンク系の企業は、貸金業の規制をうけてサービスを提供しています。
その中でもなじみが深いのは消費者金融、他にはリース会社や、カード会社が提供していることがあります。
これらは銀行系と比べると金利が高い傾向がありますが、即日融資など審査は比較的速いのが特徴的です。
銀行系カードローンは即日での融資を提供していない
以前は銀行系カードローンも即日融資を提供していましたが、現在は提供していません。
理由として、2018年に銀行が自主規制を行ったことが挙げられます。
そもそもの発端は、多重債務問題などから、貸金業法で総量規制などの規制が追加されたことにあります。
その結果、貸金業法の規制を受ける消費者金融などが苦境に陥ったのですが、銀行法の規制を受ける銀行は、この貸金業法の対象外となります。
そこで銀行は苦境に陥った消費者金融などを買収し、カードローン分野に進出していきます。
その結果として、銀行カードローンの人気が高まったのですが、同時に銀行系カードローンの返済能力を超えた過剰な貸付や、ずさんな審査体制などが大きな社会問題となります。
そこで銀行は自主規制を敷くことにしました。
この自主規制の一環として、反社会勢力に対しての審査が厳格化し、情報の精査が行われるようになったので、銀行系カードローンでは原則として即日の融資を行わなくなったというわけです。
インターネット上の情報サイトなどでは情報更新が行われておらず「即日融資が可能な銀行系カードローン」といった記載があるサイトを見つけた場合、それは古い情報なので注意が必要です。
即日融資ができる消費者金融
それでは次に、即日融資が可能な企業について、大手消費者金融を中心に、有名な企業を紹介していきます。
大手消費者金融は知名度が高く比較的安心
全国的に展開している大手消費者金融は、ほぼすべての企業が即日融資に対応しています。
ここでは簡単な特徴や最高借入額、金利などを便宜上最高額で解説していきます。
金利は融資上限額によって変わり、限度額は審査内容によって異なるので、実際にどの程度借りられるかは審査結果によって異なります。
プロミスの最高融資額と金利
SMBCグループ(同系列として三井住友銀行があります)の消費者金融がプロミスです。
プロミスではカードローン(フリーキャッシング)以外にも、おまとめローンや目的別ローンを提供しています。
最高融資額 | 金利 |
---|---|
500万円 | 4.5%~18% |
アコムの最高融資額と金利
アコムはMUFGグループ(同系列として三菱東京UFJ銀行があります)の消費者金融です。
アコムではカードローンやおまとめローンのほかにクレジットカードも提供しています。
最高融資額 | 金利 |
---|---|
800万円 | 3.0%~18% |
SMBCモビットの最高融資額と金利
SMBCモビットはその名前の通り、SMBCグループに属する消費者金融です。
特徴としては、系列である三井住友銀行のローン契約機で申込可能という点が挙げられます。
またTポイントの加盟店となっており、利息200円につき1ポイントがたまり、1ポイント1 円として返済にも使用可能です。
最高融資額 | 金利 |
---|---|
800万円 | 3%~18% |
レイクALSAの最高融資額と金利
新生銀行グループの消費者金融がレイクALSAです。
特徴としては無利息ローンを提供していることが挙げられます。
通常の無利息ローンはほとんどの場合30日で設定されていますが、レイクでは60日間の無利息サービスか、180日間5万円までの無利息サービスが選択可能になっています。
アイフルの最高融資額と金利
アイフルは全国展開をしている大手消費者金融の中では、唯一銀行の傘下に入っていません。
特徴としては通常のカードローンの他に、ファーストプレミアムカードローンとして、金利や最高融資額の条件を通常のカードローンよりも良くした上級サービスを提供していることが挙げられます。
最高融資額 | 金利 |
---|---|
800万円 | 3%~18% |
中小消費者金融も対応していることがある
ここで挙げた5社は、消費者金融の中でも全国規模で展開している大手の消費者金融です。
大手消費者金融は、全国的にテレビCMを行っているため知名度も高いのですが、CMなどを行っていない中小の消費者金融もたくさんあります。
そういった企業は、特定の居住地にのみに融資をしていたり、最高融資額が大手と比べて少ない、借入方法としてカードローンには対応していない場合もあるなど、やや難点もありますが、即日融資に対応している企業もあります。
したがって、大手だけではなく、自分が住んでいる地域の中小消費者金融を調べてみるのも一つの方法です。
その他ノンバンク系
上で紹介した貸金業法は「銀行などほかの法律で規制を受けていない融資を行う企業」を規制対象としています。
したがって、消費者金融を専門で運営する企業だけではなく、様々な企業があり、その中には即日融資ができるカードローンを提供している企業も存在しています。
これらのノンバンク系は、大手消費者金融ほど知名度はありませんが、金利などの面でメリットも大きいので、ご自身の状況により適した業者が見つかる場合もあります。
ここでは一例として即日での融資に対応する会社を一社紹介します。
オリックス銀行やオリックス生命と同じ系列会社であるオリックスクレジットでも、カードローンサービスを提供しています。
オリックスクレジット カードローン
オリックスクレジットは、個人向けの金融を行う完全な消費者金融ですが、ネット専業のため大手消費者金融程知られていません。
また、カードローンだけではなく、教育ローンやプライダルローンといった幅広いサービスを展開しています。
最高融資額 | 金利 |
---|---|
900万円 | 1.5%~14,4% |
即日融資を受けるためのコツと注意点
即日融資を受けるためのコツや注意点については、申し込みを行う企業によってその条件は異なるので、ここでは一般的なコツをいくつか上げます。
したがって実際に申し込みを行う際は、ホームページの記載をよく確認し条件などを理解した上で申し込みを行いましょう。
もしわからないところがあれば電話で問い合わせるなどして確認することをお勧めします。
申し込み時間を確認する
即日融資を行うには、当日中に審査が終わることが条件なので、即日融資の条件として申し込み時間を指定しているのが一般的です。
ほとんどの企業は営業時間中、速いところでは昼すぎや昼前までに申し込みを完了している事、といった条件をつけている会社も多くあります。
また条件を満たしたとしても、審査状況や遅延などによって当日中に審査が終了しないこともあります。
急にお金が必要になった場合は仕方無い部分もありますが、必要になったらできるだけ速めに申し込みを行うことを心がけましょう。
web申し込みの場合、審査は営業時間中となりますが、24時間365日いつでも申し込みができるので、必要になったら速めに申し込むことをお勧めします。
申し込み方法の確認をすること
次の申し込み方法の確認ですが、最近どの金融機関も力をいれているのがネット申し込みであり、特にスマートフォンからの申し込みです。
消費者金融によっては、申し込み専用アプリを用意していることもあり、webからの申し込みであれば、必ず即日融資に対応するということが多いようです。
そのほかの方法として、意外に見落とされがちなのが無人契約機です。
大手消費者金融は自社で無人契約機を設置しているので、見かけたことがある人も多いと思いますが、自動契約機であれば審査終了後、その場でローンカードが発行され、すぐに借り入れが可能になります。
申し込み書類の記載は間違えないように
申し込みの際の注意点として、申し込み書類を間違えないという点です。
申し込み書類に間違いがあると、それだけ審査に落ちる可能性も高くなり、落ちないにしても書類の訂正などで時間がかかってしまい、即日での融資が不可能になる場合もあります。
普段使っている住所と正しい住所が違う、年齢の間違いなどで、よくあるのが派遣社員で派遣先と派遣元を間違えるといったことです。
web申し込みの場合、パソコンやスマートフォンで入力することになりますが、申し込みを行う前によく確認し、間違いが無いようにしましょう。
必要書類の確認と用意
申し込む消費者金融と申し込み方法を決めたら、必要な書類を集めましょう。
申し込みに際にどの企業でも必要になる書類は、以下の二点です。
免許証、保険証などの一般的な本人確認書類です。住所変更があり、記載を変更していない場合は、現住所を証明する公共料金の領収書が必要になることもあります。
給与明細、源泉徴収票、確定申告の写しなど、自分の収入を証明できる書類です。50万円以上の借り入れを行う場合に必要になります。
本人確認書類は一般的な身分証で問題ありません。
収入証明については総量規制の関係から求められるので、原則的に以下の条件を満たす人以外は書類の提出は必要ありません。
- 一社からの借入額が50万円以上。
- 一社と他社からの借入額が合計で100万円を超える場合
ただし審査内容や審査状況によっては、収入証明を求められる場合もあるので、可能な限り収入証明も事前に揃えておくことをお勧めします。
また外国籍の方は別の書類が必要になるなど、その他の書類を提出する必要があることもあります。
融資希望額は少なめ目がおすすめ
収入証明の用意ができない場合でも、50万円以下であれば、申し込みは可能です。
また一般論として借入額が小さいほうが審査に合格しやすいので、即日でお金を借りたいなど急いでいる場合は、希望する借入額をできるだけ少な目にしておくことをおすすめします。
借入方法をチェック|振り込み対応時間内か
書類を揃えて申し込みをしてからは、あとはできることはありません。
審査に合格すると、借り入れの手続きに進めることになります。
自動契約機などでその場でローンカードを発行したのであれば、キャッシュディスペンサーやATMから借り入れが可能ですが、web申し込みの場合はネットや電話から申し込んで銀行口座への振り込みという形になります。
ここでの注意点として、振り込み対応時間があります。
銀行にもよりますが、深夜の時間帯に融資の申し込みをしても即時対応ではなく、営業開始後の朝9時過ぎに振り込まれたり、夕方の2時30分や3時以降の申し込みは翌日に回されるという場合もあります。
借り入れの前に対応時間の確認を行いましょう。
またネット銀行や都市銀行などの口座であれば、24時間即時に振り込みを行う企業もあります。
いくつも口座を持っている場合はそういった口座を振込先として使うのも一つの手であり、対応する口座がない場合は、自動契約機にて申し込みを行ったりローンカードを受け取るのも良いでしょう。
「即日融資」「ブラックでも可」と言った闇金に注意
即日融資や即日でお金を借りると言ったことを調べると、インターネットやSNSで即日融資ができると言った書き込みを見かけることがあります。
こういった書き込みのほとんどは、許可を得ずに金銭の貸付を行う闇金業者なので、絶対に関わってはいけません。
こういった闇金は貸付を行うにしても法律で認められていない高金利や取り立ての問題があり、実際に広告通りに貸し付けてもらえるとも限りません。
場合によっては「融資の為に手付金がいる」と言って手付金だけを取り、貸付を行わない詐欺行為も存在します。
闇金の中には、大手企業の名前に似た名称を名乗ったり、ブランドカラーを模倣するなど、グループ会社を詐称するなど知識がない人には見分けが難しいものがありますが、ほとんどの場合、以下の三点で見分けが付きます。
電話番号が携帯電話
貸金業を規制する貸金業法では、固定電話設置の義務があり、広告宣伝などにはその固定電話を連絡先として記載すること、また携帯電話の併記も認められていません。
そのため、広告などで携帯電話の番号が記載されている場合は、その会社は確実に闇金とみて良いでしょう。
貸金業法に基づく登録の記載がない
貸金業の登録を受けた企業は広告であってもその旨を記載しています。
そのため、登録の記載がないホームページやダイレクトメール、SNSの書き込みなどは闇金ということが多いです。
ただし闇金の中には実在する企業や登録番号などを無断利用、もしくは大手銀行などの系列店に見せかけた広告を出していることもあります。
すこしでも怪しいと思ったら、公式ホームページなどでしっかりと確認するようにしましょう。
ブラックでも可とい言った誇大広告
無担保、無保証で数百万から数千万を貸す、他社では借りられないブラックでも借りられる、と言ったような、通常ではあり得ないような誇大広告は闇金とみて良いでしょう。
貸金業は、広告の規制についても法律で決まっているので、こういった広告は出せません。
複雑化する闇金の手口に注意
闇金業者は逮捕を避けるため、一般には聞き馴染みがない手法であったり、SNSなど発見されにくい場所で活動するなど、手法が複雑化しています
以下の手法は闇金、もしくはそれに類する物がほとんどなので、同様に関わらないようにしましょう。
個人間融資は避けるべき
SNSやネット上で、個人同士での融資を募る手法です。
個人間での融資自体は違法ではありませんが、不当に高い金利を求めたり、女性に対して性行為や裸の写真を求め、滞納すると流失させるなど悪質な行為が多発しているため、現在大きな問題になっています。
また個人と言いつつ、闇金業者が介入していることもあります。
カードの現金化
闇金の中には、クレジットカードのキャッシング枠を担保にお金を貸す、などと掲げている現金化業者もあります。
これは融資ではなくキャッシング枠で買い物をして、それを販売して現金を作り出す行為なのですが、実質的には高い利息を取る闇金と変わりません。
「古物商の資格を取得している」という宣伝は現金化業者
現金化を行う業者の中には「古物商の資格を取得している」ということを宣伝文句にする業者もありますが、これは申請さえしたら誰でも得られるものです。
貸金業法の認可とは全く違うものであり、許可を取っていて安全であるというアピールのためだけに使われます。
実際は全く違うので、だまされないようにしましょう。
給与ファクタリング
給与を担保にしてお金を貸すという給与ファンダリングも、近年問題になっています。
これ自体、許可を取って営業している限り違法ではないのですが、実際に行っている企業は、ほぼすべて許可を取っていない闇金融となっています。
即日で融資をしたいときは消費者金融を選ぼう
即日でお金を借りるには銀行ではなく、消費者金融などのノンバンク系金融機関を頼る必要があります。
申し込みの際はWEB申し込みがお勧めですが、申し込みを行う時間帯や振り込み対応時間などに注意が必要など、急いでいても事前にしっかりと確認する必要があります。
また即日融資やブラックでも可、と言った広告をだす闇金業者も多くありますが、そういったものには絶対に関わってはいけません。
融資する際には、どの機関から借りるという問題は非常に重要なので、しっかりと吟味した上で決定しましょう。