LINEポケットマネーの審査に通過する5つの条件と落ちる原因を徹底解説

LINEポケットマネーは、LINEが個人向けに無担保で貸し付けを行うローンサービスです。

LINEポケットマネーの特徴は、AI（人工知能）を使用しているため、金融機関のカードローンとは審査基準が異なります。

AI（人工知能）による審査を使い、かつLINEの使用履歴も追った審査は新しいため、他の金融機関で借りられなかった人も試してみるとよいでしょう。

この記事では、LINEポケットマネーの審査に通る条件や申込の手順について詳しく紹介していきます。

LINEポケットマネーの審査に落ちた時の原因や対処法についても解説していくため、ぜひ参考にしてください。

LINEポケットマネーの審査は人工知能のLINEスコアで行われる

LINEポケットマネーは、AI（人工知能）を利用したLINEスコアによって審査されます。

申込の際に答えたアンケートや個人信用機関から得た情報をもとに、返済可能なのかをAIで計算しLINEスコアで表しています。

スコアを算出する際、LINEでどのように行動したかというデータを加えている点が新しいです。

そのため他の金融機関で借入ができなかった人でも、LINEポケットマネーであれば借入できる可能性があります。

LINEスコアによって金利や貸付金額も変動するため、個人に合った貸付ができるのも魅力です。

審査が必要なのは法律で定められているため

貸付業者が融資をする際に、借りる側に返済能力があるか確認しなければならないため、審査が必要です。

貸付業者が借り手の返済能力を考慮し、その額を超えて借入をさせる行為は法律（賃金業法）で禁止されています。

賃金業法は返済困難者を増やさないために定められており、年収を証明する書類や指定信用情報機関を利用して借り手の情報を調べ、返済能力を確認していきます。

貸付業者は返済能力を考慮し、返済可能である場合に貸付を行うよう定められているため、審査は必須です。

参考：日本貸金業協会

企業としての適正な収入確保が利用者にとっても重要

企業として貸したお金が返ってこない場合には損失となり、その分収入を確保するために金利を上げる必要があります。

貸付業者にとって貸したお金は大きな割合を占めているため、返済してもらえないのは大きな損失です。

借入した人が滞りなく返済を行うと企業として運営が成り立っていくため、結果的に利用者の金利も抑えられます。

LINEポケットマネーの審査に通るために確認するべき5つの事項

LINEポケットマネーの審査に通るための基本的な条件は、下記の5つです。

まずこの条件について、基準を満たしていなければ、審査に通りません。

一般的な審査に必要な条件からLINE独自のものまであるため、よく確認しておきましょう。

LINEアプリに登録している

LINEアプリに登録していないと、LINEポケットマネーで借入ができません。

LINEアプリのユーザーを対象としたローンサービスであるため、LINEアプリを利用している必要があります。

必要な分だけ借入や返済ができるほか、やり取りの全てがLINE上で完結するのがメリットです。

LINEスコアが201点以上ある

LINEスコアとは、個々の職業や年収などの情報をもとに信用度を100～1,000までの数字で表すものです。

LINEポケットマネーで貸付を行う条件は、LINEスコアが201点以上で、スコアにより利用限度額や貸付利率が決まります。

LINEPayを利用している

LINEポケットマネーで借入したお金は基本的にLINEPayに入金されるため、LINEPayをインストールする必要があります。

普段他のアプリで決済を行っている人は、アプリを増やすのに抵抗があるかもしれません。

しかしLINEPayでは借入金の入金から決済まで完了できるため、利便性は高いです。

LINEポケットマネーを利用する人は、申込時までにLINEPayのインストールを済ませましょう。

20歳以上で安定して働いている

LINEポケットマネーは、加入時の年齢が満20歳から満65歳までの安定かつ継続した収入がある人が利用条件です。

収入の多さよりも継続した収入があるのかが重要となるため、たとえ金額が多くても毎月必ず収入が無い場合、審査に通らない可能性があります。

他にも、LINEポケットマネーが認めた人やLINEPayのアカウントタイプがLINEMoneyという項目もあるため、該当するか確認するとよいでしょう。

運転免許証やマイナンバーカードで本人確認ができる

LINEポケットマネーの申込時には、下記のいずれかの本人確認書類の提出が必要となります。

本人確認は、本人確認書類を写真で撮影し提出します。

写真がぼやけていたり、一部だけの撮影など必要な箇所が写っていないものは再提出が必要です。

もし本人確認書類に不備があった場合、公式アカウント「LINEポケットマネーお知らせ」から認証されなかった旨のメッセージが届きます。

LINEポケットマネーで借入するときの申込方法を紹介

LINEポケットマネーを申し込むときには、LINEアプリから手続きをし、スマホ1つで完了します。

申込から融資を受け、返済まですべてがLINEアプリで行われるため、店舗に足を運ばずに済みます。

LINEポケットマネーでは普通の審査と違い、LINEスコアを診断したりLINEPayのアカウントを作成する操作が必要です。

手順を確認し理解していると円滑に契約ができるため、LINEポケットマネーを検討している人はぜひ参考にしてください。

LINEポケットマネーの申込はスマホ1つで完結

LINEポケットマネーを申し込む流れは、下記のとおりです。

LINEポケットマネーの申込は、スマホ1つで完結するため、手続きが非常に簡単です。

ここでは、申込の流れを説明していきます。

LINEアプリのポケットマネーを選択し、LINEスコアを診断する

LINEウォレットからポケットマネーを選択し、利用規約など必要事項に同意した後、タップするだけでLINEスコアが算出されます。

LINEスコアが算出される内容は、質問に対する回答のほか、LINEのサービス利用状況に関する情報です。

LINEスコアを診断すると、スコアを元に算出した仮条件の年利と限度額が表示されます。

LINEスコアを算出する際、ライフスタイルに関する15の質問に答えるとスコアが上がるため、答えるのが望ましいです。

スマホでかんたん本人確認をする

LINEポケットマネーを利用する際は、本人確認が必要です。

LINEウォレットからLINEPayメインメニューを開き、設定、本人確認に進めて設定します。

本人確認は、下記の3つの項目を行うと完了です。

カードタイプの身分証を使う場合、表や厚み、裏の3枚提出します。

顔の撮影時には、ガイドに沿って行っていきます。

申請前には、必ず下記の2つの確認を行ってください。

内容が異なる場合は本人確認ができなくなってしまうため、審査に時間がかかったり、融資を受けられなくなったりしてしまいます。

十分に確認し、提出するようにしましょう。

LINEポケットマネーに申し込み審査をする

本人確認の完了後、LINEポケットマネーの申込時の利用規約を確認すると申込に進みます。

この時に、メインページに借入希望額の入力が必要です。

LINEポケットマネーを利用している人の1回あたりの借入金額は、３万円未満の人が70％を超えています。

50万円以上借りている人は1％とかなり少ないため、少額で利用する方が審査には通りやすいでしょう。

参考：【LINE Credit】LINEポケットマネー、開始から18ヶ月連続残高伸長、貸付実行額200億円突破

結果をLINEアプリで確認する

LINEポケットマネーの仮付け条件や審査結果は、LINEアカウントに届きます。

借入から契約の手続きまでLINEで行うため、メッセージの確認が容易です。

日頃から利用する人にとっては便利で、メールと違いブロックされていたり他のフォルダに入っていたなどが避けられ、見落としが少ないメリットもあります。

審査を申し込んでから融資を受けるまでの期間は1日～3日

LINEポケットマネーの審査にかかる期間は、1日～3日が目安です。

申込時の混雑状況や申し込んだ書類の審査状況によって、審査にかかる時間が変わってきます。

すぐに審査が通るとは限らないため、時間に余裕をもって申込を済ませるのが望ましいです。

土日の審査は対応していない

土日でも審査の申込の受付はしていますが、審査自体は平日に行われます。

LINEポケットマネーの審査には、LINEスコアによるものと貸金業法の2つの方法を採用しています。

貸金業法に基づく審査は、指定信用情報機関から情報を開示してもらう必要があるのですが、システム利用時間は平日午前8時～午後9時までです。

そのため、土日は審査の通過が不可能といえます。

LINEポケットマネーの利用で知っておくべき7つの特徴

LINEポケットマネーを利用するときに、押さえる必要のある内容を下記にまとめました。

利用するときの参考に、ぜひ確認しておいてください。

即日融資は難しい

LINEポケットマネーでは最短10分で即日融資可能とありますが、条件によっては困難です。

申込時の混雑状況や申込が土日であるなどのタイミングによって、審査をすぐに受けられない場合があります。

条件を満たしていると即日借りられるとはいえ、時間がかかる想定をした方がよいでしょう。

初めての利用であれば最大30日間で発生した利息が戻る

LINEポケットマネーのスタンダードプランを初めて契約すると、利息キャッシュバック特典を受けられます。

後日LINEPayにキャッシュバックされるのは、契約した当日から30日目までに発生した利息です。

キャッシュバックの判定が対象期間満了日より2ヶ月後に行われますが、その時点で返済が延滞中の場合特典を受けられません。

スタンダードプランのみの特典であるため、他のプランに申し込んだ場合も付与対象外です。

LINEポケットマネーは電話連絡での在籍確認

LINEポケットマネーの在籍確認は勤務先に電話で行われます。

勤務先へ連絡の際の要望には応えられないと公式ホームページに記載があるため、ばれたくない人は電話連絡の時間帯を確認するなど、事前の対策が望ましいです。

借入の金額が少額であったり信用問題に問題がなければ、電話連絡がこない可能性も高いといえます。

金利は他の消費者金融と同等

LINEポケットマネーの金利は貸付利率（実質年率）3.0％～18.0％で、他の消費者金融と変わらない利率です。

LINEポケットマネーでは、借入金額に応じて利率が変動するシステムではなく、LINEスコアによって利率が決まります。

他にもLINEポケットマネーでは利率を1日単位で計算するため、返済日を待たずに返済すると、支払う金額を抑えられます。

限度額は5万～300万円でLINEスコアによって借入可能額が変わる

LINEポケットマネーで借入できる限度額は、5万円～300万円です。

LINEポケットマネーの借入可能額は、申込時の審査結果により個々で異なります。

借入可能額が決まると、利用限度まで1円単位で借入ができます。

LINEPayの残高上限が100万円であるため、利用限度額が300万円の場合でも1度に利用できるのは100万円です。

借入金はLINEPayにチャージされてすぐに利用できる

LINEポケットマネーで借入をするとLINEPayにチャージされ、その場ですぐに利用できます。

コンビニや飲食店からQRコードやタッチ決済まで対応してるため、使用可能店舗は多く、日常的に便利に使用できます。

日常的にキャッシュレスを利用する人には向いており、銀行に行く手間を省ける利点もあります。

借入金を現金受け取りにすると手数料がかかる

LINEポケットマネーでの借入金を現金で受け取る方法もありますが、出金の際に手数料が発生します。

LINEPayにチャージをした後、現金にしたい場合は下記の3通りの方法があります。

銀行振込サービスを利用すると、銀行残高が不足しそうな時に役立てられるほか、仕送りも可能です。

現金で欲しい場合は、銀行口座を指定し直接入金してもらえるサービスを利用するとよいでしょう。

LINEポケットマネーの審査を通過する条件は他の金融機関と異なる

LINEポケットマネーは、AI（人工知能）を利用した審査を採用しているため、他の消費者金融と審査方法が異なります。

一般的には、評価が低い人でもLINEポケットマネーでは使用履歴の信用度が加味され、高い評価を得られる場合があります。

LINEポケットマネーの信用度は、基本的な年収（肩書など）や信用情報に加え、LINEグループ会社のサービスの利用についても得点に関わってきます。

他の消費者金融で審査が通らなかった場合でも、LINE会社での信用度が高ければ借入が可能になる場合があるため、試してみてもよいでしょう。

LINEスコアが高いほど有利である

LINEスコアが高いほど信用度が高く優良顧客とみなされるため、審査で有利です。

LINEスコアが高いと審査に通りやすいだけでなく、借入金額が高く設定できたり、金利を優遇してもらえたりします。

他にも、ライフスタイルの質問への回答によってもLINEスコアは変動します。

審査の通過率は大手金融機関並の難易度のため難しい

LINEポケットマネーの審査基準は、みずほ銀行の審査方法を引き継いでいるため、審査は厳しくなっています。

LINECredit株式会社は、LINEFinancial株式会社や株式会社みずほ銀行、株式会社オリエントコーポレーションの3社による合併会社です。

LINEの金融事業を展開するにあたり、各社で協業するに至ったという内容が公式ホームページに記載されています。

LINEポケットマネーの審査は、みずほ銀行の審査基準を参考に作られています。

他の消費者金融よりLINEポケットマネーの審査通過率が悪い理由は、審査基準が消費者金融より厳しいためです。

ブラックリストに載っていても借入できる可能性がある

LINEポケットマネーであれば、信用情報に問題がある場合でも、原則借り入れができる可能性があります。

LINEポケットマネーの審査方法では、一般的なローン審査と違い、LINE使用歴での信用度が加味されます。

とはいえ、法律に沿った審査自体はあるため、評価が高ければ必ず借入ができるという訳ではありません。

LINEポケットマネーの審査に落ちてしまう原因と対処法

LINEポケットマネーの審査に落ちてしまう原因は下記のとおりです。

LINEポケットマネーの審査がAI（人工知能）によるLINEスコアであるとはいえ、基本的な部分は他の消費者金融と同様です。

申込の条件であったり、信用問題については自分で確認して条件を満たすなど、事前に対策をする必要があります。

審査に落ちてしまった原因を理解していると事前に対処できるため、ぜひ参考にしてください。

LINEポケットマネーの申込条件を満たしていない

LINEポケットマネーの申込条件を満たさない場合、審査に落ちてしまいます。

そのため、事前に登録を済ませるなど、条件を満たすようにしましょう。

貸金業法に引っかかる

貸金行法では、貸付会社に対して借りる人の返済能力を調査する義務が定められています。

借り手が返済能力を超える借入を行い、多重債務者が多くなっている問題解決のために2006年12月に改正され、2010年6月に完全施行されました。

新しい貸金業法で、貸す側も借りる側もお互いに安心して取引を行うために必要です。

LINEポケットマネーの審査に関わる内容について、詳しく見ていきましょう。

在籍確認がとれない

ローンを組む際、貸金業法による返済能力調査義務という内容から、在籍確認は必要となります。

在籍確認の他にも、収入証明書などで返済能力を確認する方法もあります。

いずれも貸金会社にとって確認しなければならない内容となるため、受けなければなりません。

電話での在籍確認を避けたい場合は、他の方法での対応が可能か確認しましょう。

借入額が総量規制を超える

貸金業法では、返済能力を超えた借入をしないために総量規制が定められています。

総量規制では、年収の3分の1を超えた借入を行わないよう定められているため、審査の中で借入金額が妥当かも判断されます。

他のローン会社での借入も合わせた金額となるため、借入が他にある場合は、事前の確認が望ましいです。

現在、借入がないか事前に確認しておきましょう。

申し込み時に申告した内容が虚偽であった

申込内容に虚偽が合った場合、融資を受けられません。

虚偽の申告が後から発覚すると、借入の一括返済を求められ不利になってしまう場合があるため、申告は正しく行う必要があります。

個人信用情報に問題がある

過去に借入金の延滞をすると信用度が低下し、それが信用機関の残っている状態ではローンに影響を及ぼします。

クレジットカードやローンの遅延や延滞、踏み倒しを行うと信用情報に問題があるとみなされ、審査の通過が難しくなってしまいます。

信用情報に事故として記載された場合、完済してから5年後に記録が破棄されます。

もし信用問題で審査が通らなかった場合は、記録が破棄されてからであれば通る可能性があります。

利用する人によってはLINEポケットマネーは有効

今回は、LINEポケットマネーの審査条件や申込方法、審査に落ちてしまったときの対処法について解説してきました。

LINEポケットマネーは、AI（人工知能）で算出したLINEスコアによる審査を採用している新しい方法です。

また、AIで審査していくため、借入額が変わったり利率が優遇されたりします。

個々に合わせてサービスが変わるため、人によっては有利となるでしょう。

最後に、この記事の内容を下記にまとめました。

ぜひ、LINEポケットサービスを利用するときの参考にしてください。